イチ押し!アーティスト

つちだきくお&小浜島ばあちゃん合唱団

つちだきくお&小浜島ばあちゃん合唱団
ブロフィール

沖縄本島から400km。石垣島から船で30分。八重山諸島のおへそとも言われる「小浜島」。

周囲16キロ、人口はおよそ500人という小さな島に、ものすごいパワーを持った人々がいる。それは「小浜島ばあちゃん合唱団」。メンバーはおよそ40人。入会資格は、小浜島に住んでいること。女性であること。そして80歳以上であること。合唱団の平均年齢は84歳。
なかには91歳、97歳の方もいる。

このばあちゃん合唱団を見守り、指導しているのが、小浜島在住のシンガーソングライター、つちだきくお。大分出身のつちだはポピュラーソングコンテストで上位に入り、小浜島のリゾートホテルでステージを続けるうちに島の魅力にとりつかれた。

20数年前、高齢者をケアするボランティア組織「うふだき会」が結成され、ばあちゃんたちが集まると、お喋りにはじまって、やがて歌い出し、止まらない。ならば合唱団にしましょうということで、今の形になった。
合唱団の入会式はウエディングドレス姿での記念撮影。これは若い頃、戦争で花嫁衣裳もまともに着られなかったからだ。

小浜島のばあちゃんたちの日常は、サトウキビ刈りや、牛の世話、機織り、縫い物など、忙しい。そしてとにかくよく笑う。笑い方も豪快!そして晴れの舞台には自分達で織った芭蕉布や麻の着物でステージに立つ。踊りも披露する。沖縄、小浜島の美しい自然の中で、明るく元気に、笑って生きるばあちゃんたち。いくつになっても、やりたいことがいっぱい。
今年の夢はNHK紅白歌合戦に出場する事。